この記事では、絶景写真を撮るための撮影場所や、撮影方法、機材などを紹介する「撮影ガイド本」を厳選して紹介します。
当ブログ「LENS Review」は、カメラ用レンズを分析することをテーマに、多くのレンズを作例と供に紹介しています。
そこで、作例写真家である私が製作にあたり参考とさせていただいていますガイド本をまとめて紹介致します。
どの本を見ても思わず「カメラを持って旅に出たくなる」そんな本ばかりですよ。
絶景と言いましても様々なジャンルがあります。
例えば、国内/海外、景色、植物、星空などなど、ジャンルごとに整理してご紹介いたします。
個人での情報収集には限度がありますから本でサクッと手軽に仕入れましょう。
何事も上達への道は達人のマネからですから、撮影技術上達への近道となる素晴らしい本をぜひ手に取ってご覧ください。
AMAZONの読み放題サービスKindle Unlimitedに対応しているかも合わせて調査してあります。
国内絶景・名所
地元写真家が推す美しい自然や風物詩、夜景が満載の一冊です。
全国の「推し風景」およそ270か所を季節の情報やコメントとともに紹介しています。
総ページ数288P、情報量もさることながら、掲載されている写真がうますぎるため本を見ているだけで満足してしまうかもしれません。
月刊誌デジタルカメラマガジンの連載がコンパクトサイズにまとまった一冊です。
日本の名所の写真を誰でも迷わずきれいに撮れるようになる恐ろしい本です。
最大の特徴は、撮り方がすべて「図解」で理論的に説明されていることです。
私ごときが言うのもアレですが、まずは名人のマネが写真上達への近道ではないでしょうか?
こんな表現もちょっとゲスですが、この本の通り撮れば絶対に「イイね」がたくさんもらえるはずです。
読み放題対応
総ページ数160P 寸法18.8x12.8x1.1cm
日本全国、北海道から沖縄まで県別に絶景を1000か所以上も紹介する「ちょっと絶景が多すぎませんか?」と心配になる本です。
総ページ数は516Pにも達し、この本の厚みはちょっとした辞書みたいなサイズ感です。
情報量がすごいのもそのはずで、旅行業大手のJTBが出版しているんですね。
同シリーズには世界の絶景 超完全版もあります。
自然風景
四季の絶景写真 撮影テクニック&撮影地ガイド ―日本ベストセレクション400
こちらも月刊誌デジタルカメラマガジンに掲載された情報をまとめたもので、春夏秋冬の四季ごと各100か所づつ合計400か所の自然風景を紹介しています。
大人気雑誌デジタルカメラマガジンの情報ですから間違いない高品質です。
掲載作家のお名前をみると有名な方は、ほとんど網羅されているのではないかと思う量で、作例の質が高いのは保証された本です。
読み放題対応
【掲載作家】
青柳健二、石橋睦美、泉谷玄作、入江 進、岩木 登、上田晃司、大和田 良、小野寺宏友、鍵井靖章、かくたみほ、柏倉陽介、片岡 巌、加藤文雄、金子美智子、川北茂貴、木村琢磨、クキモトノリコ、KEN五島、GOTO AKI、後藤昌美、小早川 渉、小林哲朗、斎藤巧一郎、斎藤友覧、佐藤 尚、新海良夫、鈴木知子、田尾沙織、高橋真澄、高橋よしてる、高椋俊樹、竹本りか、辰野 清、伊達淳一、田中達也、谷口 京、チャーリィ古庄、津波江理子、富田文雄、中井精也、長瀬正太、中西俊明、中西敏貴、長根広和、中野耕志、西川貴之、沼澤茂美、野川かさね、野口純一、萩原史郎、萩原俊哉、橋向 真、浜崎さわこ、敏 龍彦、深澤 武、福田啓人、福田健太郎、福田弘二、福田幸広、別所隆弘、星野佑佳、前川貴行、丸田あつし、水野秀比古、宮武健仁、茂手木秀行、本橋昻明、山岸代里子、山下峰冬、山梨勝弘、山梨将典、吉住志穂、吉村和敏、米津 光、米屋こうじ、ルーク・オザワ、わたなべもも
総ページ256P 寸法 18.8x1.5x24.1cm
100年後まで残したい! 日本の美しい花風景 (はなまっぷ本)
こちらは花に特化した撮影ガイド本です。
花の撮影は咲く時期の短さや、地域ごとの気候の差もあって非常にタイミングが難しく、個人レベルで全国の撮影ポイントを調べるのはまず困難なものです。
このような本が出版されていると大変助かりますね。
総ページ数176P 寸法15x1.6x21.1cm
夜景・星景
カメラのデジタル化によって最も劇的に変わった撮影ジャンルは夜景や星景の撮影ではないでしょうか。
フィルムでは到達できなかった超感度撮影と合成技術の発達により、もはや目視では見えない美しい世界が撮影できるようになりました。
著者である星景撮影の第一人者と言える成澤先生が紹介する105か所もの星空撮影地を知れば、ぐっと上達した撮影が可能になるのではないでしょうか?
総ページ数128P 寸法29.7x21x2cm
比較明合成技術を使った「星の軌跡撮影」の完全ガイドです。
昔の星の軌跡撮影は、長時間露光時に発生するフィルムの相反則不軌現象の影響を職人的なカンで補正できるような人しか撮影ができないものでした…
現代のデジタルカメラとパソコンがあれば「星の軌跡撮影」もだいぶ容易になってきたようです。
この本では、星の軌跡撮影に必要な機材や場所、パソコンによる比較明合成のやり方、レタッチ法などあらゆるテクニックが紹介されています。
私のような古い人間からすると「星の撮影とは山奥へ行ってストイックに…」と思い込んでしまいます。
しかし、機材の進歩により「都会の夜空で星を撮る」そんな新しい写真の愉しみ方が生まれたようです。
深夜にまで撮影が容易となった時代、もはや「写真家に安眠できる夜は無い」のでしょうか…
総ページ数208P 寸法18.3x1.6x25.7cm
鉄道・交通
人気の鉄道写真家の中井精也先生がおすすめする日本全国159か所の撮影ポイントを豊富な写真とともに紹介する一冊です。
鉄道写真も様々なジャンルに細分化されてきましたが、本書では、雄大な風景を主とした「絶景」、車両をメインに撮影できる「バリ鉄」、著者が得意とする「ゆる鉄」の3ジャンルで構成されています。
私も幼少期には夜行列車で旅する姿に憧れを抱いたものですし、現代の流線形デザインの新幹線を生で見た時の感動は忘れられないものです。
※注:その時、新幹線の写真は撮りました。
「男なら鉄の道を行け」
著名な航空機写真家の先生が執筆され、月刊エアライン編集部が編集したガイド本で、現代においてこれ以上の旅客機撮影本はありません。
機材選定、事前準備、各空港の特色から時間や季節の変化への対処、さらに撮影後の現像やプリントの情報まできめ細やかに書き込まれた情報は充実のひとことに尽きますね。
【著者】ルーク・オザワ、阿施光南
著者のお一人ルーク・オザワ先生にだいぶ昔にお会いしお話を聞いたことがありますが「正真正銘の日本人」だそうでルークはペンネームだそうです。よく初対面では外国人だと思われていることが多いんだとか…
総ページ数128P 寸法21x14.8x0.9cm
世界の絶景
59万人が「いいね! 」したFacebookページ「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」から特に人気のあった絶景を厳選した写真集。
テレビやネットの各種メディアでも取り上げられ人気となった写真集ですね。ご存じの方も多いかと思います。
59万人が選んだ絶景ランキングも掲載。気になる1位の絶景は〇〇です。
総ページ155P 寸法15x1.5x21cm
同じ著者のシリーズでは死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 新日本編などたくさん刊行されています。
本書は、世界中から選りすぐった絶景を、その場所のベストシーズンにあわせて1日1か所、365日に分けて紹介します。
オーロラや氷河など大自然が作り出す絶景や謎に包まれた古代遺跡。そして物語に出てきそうな神秘的な街やロマンテックな古城まで、世界中の絶景を余すことなく紹介します。
365か所もの絶景には驚きを禁じ得ないレベルの写真も多数あります。
コロナ問題の収束後、いつか行ってみたいものですね。
総ページ384P
まとめ
さて、絶景が撮れる撮影ガイド本をご紹介しました。10冊を少し超えてしまいましたが…
長かったコロナ問題も法的には収束したとされました。
そろそろ撮影旅行のご準備をされてはいかがでしょうか。
撮影地に迷うようなら、プロの写真家がガイドを務めてくれる撮影バスツアーなどを利用されるのも手軽でおすすめです。
撮影ツアーについては、記事にまとめておりますので、参考にされてはいかがでしょうか?
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