さて、趣味として写真を始めたい方は、カメラ購入の前にまずはたくさんあるカメラ情報誌を購入してみてはいかがでしょうか?
また、撮影に行き詰まりを感じた方は、カメラ情報誌から新たな出会いや着想を得ることができるかもしれません。
現在の雑誌業界は斜陽な状況ですが、新製品情報から撮影テクニックまでが一冊にまとまり届けられる情報誌の形式は、改めて見ますと便利な存在です。
この記事では最新のカメラ情報誌や写真専門誌などのいわゆるカメラ雑誌の情報をまとめてご紹介させていただきます。
今回、紹介するカメラ情報誌、写真専門誌はこちらです。
『月刊誌・隔月誌』
- CAPA
- デジタルカメラマガジン
- フォトコン
- 写真ライフ
上記の各誌は、AMAZONの読み放題サービス「Kindle Unlimited」に加入すると月額980円で読み放題にできます。
AMAZONの読み放題サービス「Kindle Unlimited」では、初入会から30日間~60日間は無料です。期間限定ですが、実質無料で読むことも可能です。※無料期間は時期によって変わりますのでご注意ください。最新号は対象外で少し遅れて読み放題になる物もあります。
- 風景写真
- コマーシャル・フォト
- ビデオサロン
- ナショナル ジオグラフィック
『定期刊行ムック本』
こちらは年間の発行回数が少なくどちらかと言えばムック本的なカメラ情報誌です。
- カメラマン リターンズ
- Cameraholics(カメラホリック)
それでは以下、雑誌の紹介と合わせて、kindle Unlimitedでどのくらい昔のバックナンバーまで読めるのも調査してみました。
CAPA
CAPA(キャパ)は、学研が発行する初心者からベテランまで広く対象にしたカメラの総合情報誌です。
1981年創刊ですから40周年を超える業界内の老舗ですが、現代でも若者を意識した誌面作りとなっており、旬の女性タレントのポートレートが表紙を飾るのが定番スタイルとなっています。
新製品紹介や機材比較の作例記事の比率が多く、持ち運びやすい軽量な週刊誌風の製本なので、移動中の空き時間にサッと読むようなライトな読書に向いています。
月刊誌:毎月20日発売
読み放題サービスのKindle Unlimitedではバックナンバーとして2011年発売号まで読めるようです。
およそ10年前の懐かしい情報も見られるので、当時の状況の調査資料としても貴重な情報源ですね。
CAPAについてはU-NEXT加入でも読み放題になります。
こちらにまとめてあります:U-NEXTに加入するとカメラ雑誌も読み放題
デジタルカメラマガジン
デジタルカメラマガジンは、インプレス社が発行する「ちょっと上級者向け」のカメラ情報誌です。
インプレス社と聞いてピンと来ない方でも、国内有数のカメラ情報サイト「デジカメWatch」の運営会社と聞けばご存じではないでしょうか?
一部の連載記事はデジカメWatchと連動していたりします。
撮影や現像に関するテクニックの解説記事に力を入れており、最新の技術に触れるには最適です。
大判で厚みのある製本でマガジンラックなどに飾っても見栄えが良いですね。
1997年の創刊と比較的後発なため紙面のデザインも若々しく、新鮮な内容が多ため最新ガジェット好きな層に人気があります。
月刊誌:毎月20日発売
読み放題サービスのKindle Unlimitedではバックナンバーとして2012年発売号まで読めるようです。
およそ10年前の懐かしい情報も見られるので、当時の状況の調査資料としても貴重な情報源ですね。
フォトコン
フォトコンは、その名の通り「フォトコンテスト」をテーマにした誌面構成となっています。
1974年の創刊当時は「日本フォトコンテスト」の名称でした。すでに創刊600号を越え老舗の域に入ってきましたね。
最新機材や撮影テクニックに関する記事もありますが、フォトコンをテーマにした記事が多く、誌面内で開催されるフォトコンテストのページの比率が大きく、入賞作品へプロの先生からの詳細なアドバイスが付くのが印象的です。
巻末に全国各地のフォトコンリストがぎっしりと掲載されているのも特徴的ですね。
月刊誌:毎月20日発売
読み放題サービスのKindle Unlimitedでは最新号は1~2か月遅れて読めるようになるようです。
最新号は通常販売となります。
写真ライフ
写真ライフは、1991年創刊の季刊誌で初心者へ配慮した明るくわかりやすい誌面作りが特徴です。
最新機材の紹介などは少なめで、初心者向けの撮影テクニックや機材選びなどの記事が多めです。
女性読者を意識した記事も多いようです。見栄えのする美しい表紙も好印象ですね。
季刊誌: 3、6、9、12月の17日発売
読み放題サービスのKindle Unlimitedでは最新号の1~2号前のものが読めるようです。
最新号は通常販売となります。
風景写真
風景写真は、1989年(平成元年)に創刊の歴史ある風景写真専門誌です。
日本各地の名勝の作例や撮影作法が公開されており、見ているだけで”つい満喫してしまう”とても危険な雑誌のひとつです。
表装はもちろん内部の印刷も高級感ある仕上げで、写真集に劣らぬ品質であることもおすすめしたいポイントです。
偶数月の20日発売
コマーシャル・フォト
コマーシャル・フォトは、主に広告業界向けの写真や動画に関する情報誌です。
一般的な写真に関する情報もありますが、プロカメラマンの撮影機材や業務内容など、素人カメラマンでも興味深い内容が盛りだくさんです。
毎月15日発売
ビデオサロン
ビデオサロンは、主に動画撮影に関する情報誌です。
カメラのミラーレス化も相まって、動画と静止画の垣根は年々減少しており、動画の撮影や編集技術はフォトグラファーにも重要な技術になっています。
動画撮影と静止画撮影は、一見近い技術に見えますが、運動競技で言えば短距離走と長距離走のような違いがあり、両方をマスターするには高い撮影技術と機材に関する深い知識も必要です。
毎月20日発売
ナショナル ジオグラフィック日本版
ナショナル ジオグラフィックは写真や映像を主体とした報道誌で、機材や撮影テクニックを紹介するいわゆるカメラ情報誌とは異なりますが、極めてレベルの高い写真が掲載されており作例としても大変参考になる本です。
近年では「ナショジオ」と言う方が馴染みがありますかね。
世界各地の秘境・動物・植物や社会問題・事件・事故まであらゆる事象を写真を通して伝えることを使命にしています。
私も若いころ写真を撮影して生活できないか?と考えたこともあったのですが、当時まだ英語版しかなったナショナルジオグラフィックを見てあまりに質の高い写真に衝撃を受け写真家になるのは諦めた淡い思い出があります。
毎月20日発売
カメラマン リターンズ
カメラマンはその昔は月刊誌でしたが、2020年5月で休刊となってしまいました。
この頃は、当時2大カメラ誌である「アサヒカメラ」と「日本カメラ」も相次いで完全に休刊となりましたが、「カメラマン」だけは年に2回ほど特別版の発行(年末は必ず)を継続しています。
月刊誌の頃からの名物企画である「間違いだらけのカメラ選び」「間違いだらけのレンズ選び」が順に掲載されているようです。
まったく忖度の無い厳しい評価で、他の情報誌とは一味違うキレを見せてくれます。
年2回程度発行
Cameraholics (カメラホリック)
Cameraholics (カメラホリック)は、完全に玄人向けのカメラ情報誌で、年に2回発行(夏/冬)されています。
ライカやオールドレンズなどのレベル高い機材の特集が多く、作例だけでなく写真論などの哲学的な記事も多い記事構成となっています。
時間のある時にじっくりと読みたい内容ですね。
見栄えのするおしゃれな表紙で、つい全巻そろえて飾りたくなります。
バックナンバー調査
読み放題サービスのKindle Unlimitedでは過去のバックナンバーも読むことができます。少し古いカメラやレンズの調査にはうってつけのサービスです。
どこまで遡って古いバックナンバーを見ることができるのか?調べてみました。
CAPA
CAPAの最も古いバックナンバーは2011年発売号のようです。
表紙に並ぶ文字を眺めるだけでも懐かしい気持ちになりますね。
デジタルカメラマガジン
デジタルカメラマガジンもほとんど同時期ですが、Kindle Unlimitedで参照できる最も古いバックナンバーは2012年発売号のようです。
このように10年以上前のバックナンバーを綺麗な状態で読み放題できるのもKindle Unlimitedの魅力ですね。