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実写001 OLYMPUS Zuiko 50mm F1.2 【銀座】

この記事は、1本のレンズだけを携えて名所・旧跡を巡り、撮影結果を報告するシリーズ記事です。

今回の1本は「OLYMPUS Zuiko 50mm F1.2」です。

 レンズの性能分析に関する記事はこちらになります。

  関連記事:OLYMPUS Zuiko 50mm F1.2

本日の撮影地

本日の撮影場所は銀座~東京駅の界隈です。

説明が不要とは思いますが、東京の一等地で多くのアパレル系ショップが軒を連ねる、私を含めて「中高年男性の宿敵」のような場所ですね。

お店の前で黒服がお出迎えする路面店なんて日本でもこのあたりだけでしょう。

地方の方は意外に思われるかもしれませんが、この有名地「銀座」ですが、JRの銀座駅と言うものはありません。

最寄りのJRの駅は、東京駅のひとつ隣の有楽町駅となり、銀座駅自体は存在しますが、地下鉄の駅名となっています。

今回は健康増進も意識して、有楽町よりさら一駅隣のサラリーマンの楽園と呼ばれる「JR新橋駅」から東京駅まで徒歩で移動しながら作例を撮影いたしました。

撮影地回顧録

はるか昔の事ですが、東京に住んでいたことがありまして、銀座も本当にたまにの事ですが訪れたことはあります。

おおまかな有名どころは見て歩いた記憶はあるのですが、長い年月の経過で「ある重要事項」の記憶が欠落してしまったのです。

その重要事項とは、「妻と歩いた記憶なのか?」「別の女性か?」記憶が今となっては曖昧でわからんのです。

はるか昔の事ですから、致し方ないとは思うのですが、もしも仮に妻に確認しようものなら導火線に着火してしまう可能性が高く、これはもう一生曖昧なまま過ごすしか無いでのしょうか…

作例

さあ、「OLYMPUS Zuiko 50mm F1.2 × 銀座探訪」のスタートです。

開始時刻は所用の後となったので16時ごろだったでしょうか。

本日の現像設定は、SILKYPIX10の標準の現像パラメータより「シネフィルム(70's)」で統一しました。

私の青春時代とリンクさせようとの狙いです。


なお、当ブログの写真はすべてSILKYPIX 10で現像処理を行っています。

コロナ騒動の終息の見えない2020年末ですが、意外にも銀座は普段とあまり変わらない賑わいでした。

現在、GoToキャンペーンなる国家主導の「遊び歩け」との指令が発令されておりますから、町が賑わうことを否定する事はできません。

ですが、飲食店はまだまだ寂しい雰囲気の所が多いように思います。

出発前に銀座周辺の撮影スポットも調べましたが、完全に無視して気の向くままに歩きます。

カメラ店の多い銀座ですから、どこを歩いてもカメラの事ばかり気になります。

この背後、若い女性が二人で「写真と撮らないんだけど、かっこいいカメラが欲しいんだよねー」と話していました…おススメを紹介したい所でしたが、不審者として職質されるわけにもいきませんしグッと堪えた次第です。

近隣のビルの一階にダットサン フェアレディ 240Zが展示されていました。

こんな車に一度ぐらい乗ってみたかったものです。

ショーウィンドーのカメラにやっぱり引き寄せられます。こんな飾り方をする店は地方都市にはもうありませんから…

はるか昔、就職試験で初めてド田舎から上京した時、銀座近くのカメラ店で中古のレンズを購入して帰りました。

当時はネットなんて無い時代ですから、アサヒカメラの巻末の方にある中古カメラ店の広告記事を頼りにカメラ店を探し歩き購入したのです。

田舎で眺めていた広告の店を訪れた時、なんとも言えない感動を覚えました。

そして今年アサヒカメラが廃刊になるとはなんともせつない。

少々日も傾いてきました。

これについては「がんばれよ」と思いつつも無言で…

仕事と思わしき人々は多いのですが、やはり店舗内は人が少なく暇そうです。

扱い慣れた50mmのレンズですが、F1.2の大口径ですから開放Fnoでのピント合わせは厳しいものがあります。

せっかくの銀座なので、このようなキラキラとした今風に言う「ばえる」作例の方が好まれるのでしょうが、私のキャラには合いませんねぇ…

華やかさが消え、東京駅が近づいてきます。

東京駅近郊となりました。

東海道新幹線の700系が見えました。孫ムスコへの手土産にもっと大きく写したかったのですが、時間の都合上かないませんでした…

東京駅の八重洲口の2階テラスのような場所に上がってみましたはほとんど人がいません。

もともと人の少ない場所なのかもしれませんが、コロナの影響もあるのでしょうか?

もっと自由な時間があれば夜景も撮りたいところですが、本日はここで終了します。

Zuiko 50 F1.2は開放は特異な収差でふんわりとした描写ですが、絞り込めば現代レンズにも引けを取らない解像度でまさに万能の1本です。

今後、この場所の反対側となる丸の内側でも作例撮影を行ってみたいと思います。

作例詳細

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以下の分析リストでは、記事索引が簡単です。

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  • この記事を書いた人

高山仁

いにしえより光学設計に従事してきた世界屈指のプロレンズ設計者。 実態は、零細光学設計事務所を運営するやんごとなき窓際の翁で、孫ムスメのあはれなる下僕。 当ブログへのリンクや引用はご自由にどうぞ。 更新情報はXへ投稿しております。

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