この記事は、1本のレンズだけを携えて名所・旧跡を巡り、撮影結果を報告するシリーズ記事です。
今回の1本は「OLYMPUS Zuiko 100mm F2.0」です。
レンズの性能分析に関する記事はこちらになります。
本日の撮影地
本日はJR上野駅を出発し、旧岩崎邸を見学しながら湯島天満宮までの撮影を行いました。
撮影地回顧録
近年の上野駅は、動物園や科学館など子供向けのレジャー施設の多い駅との印象の方が強いでしょうか。
上野駅はかつて東北新幹線の終着駅であり、昔は出張などで利用する機会が多かったのですが、東京駅にて新幹線に乗降できる現在となってはだいぶ疎遠な駅となっていました。
遠い記憶では結婚前に幾人かの女性と上野公園を歩いたような…
はてパンダを一緒に見たのは妻だったのか…もはや怖くてご本人には確認が取れません。
さて今回の撮影地の選定は上野と早々に決めましたが、上野と言っても観光名所が数多くあります。撮影時点ではコロナの流行は小康状態でGoToキャンペーンの真っ最中にありましたので、人の多そうな所は避け若干マイナーな観光名所を回ることにしました。
旧岩崎邸庭園
三菱財閥の三代目社長の邸宅だった場所です。
今回、訪問するまでドラマなどでもよく取り上げられる初代社長の岩崎彌太郎の邸宅だろうと思い込んでいたのですが、彌太郎の長男にあたる方だそうですね。
公式サイト:旧岩崎邸庭園
湯島天満宮
天神様を祭る寺院ですので合格祈願の方がたくさん訪れるそうです。なんとなく昔から所在と名前は知っていましたが、初めて訪問してみました。
都会の一等地近くの神社はどうなっているのでしょうか。
公式サイト:湯島天満宮
作例
本日の作例の現像は、SILKYPIX 10の標準現像パラメータから「デジタルクロスプロセス(Y)」を選択し現像処理を行いました。
クロスプロセスとは元々は特殊なフィルムの現像処理です。これをデジタルで再現したもので、フィルム調のパラメータの中でも懐かしい雰囲気の出るパラメータ設定です。
なお、当ブログではすべての画像の現像処理をSLIKYPIX 10で行っています。
早速出発です。
まずは上野駅を出て公園内を通過します。
上野公園で動物を撮影するのも捨てがたかったのですが、不忍池を抜け公園を出ます。
レンズの解像度を試すようなマンション?病院?を眺めていると間もなく旧岩崎邸です。
旧岩崎内は写真撮影が可能です。入館料を支払う案内所には撮影禁止のようなマークがあったのでちゃんと確認しましたが、撮影OKとの返答でした。
旧岩崎邸の敷地入口は日本の城郭のような石垣で覆われていますが、中へ入るとまるで西洋の古城のような建物が見えてきます。
簡単に言えば「約120年前の日本一の金持ちの個人邸宅」ですが、色々な意味で庶民にはピンとこない異次元感があります。
映画のセットのようで現実味が感じられないのです。
この洋館は迎賓館ですから家族と過ごしたわけではないのでしょうが…
内部も自由に散策できます。
柱の掘り物などの細工に和風な雰囲気を感じます。
仮にここへ住んだら夜に一人でトイレへ行くのは無理かも…
敷地全体が石垣の上になっているため高い建物もなかった当時は眺望も良かったのでしょう。
しかし、ベランダから外を眺めると、そこには現代が見えてしまいます。
予想を超えた豪華建築に驚きましたが、当時の建物群の1/3程度しか現存していないそうです。
住み込みのお手伝いなどもたくさんいたはずですよね。
となりには建築博物館のような小さな建物がありますが…
まったくの専門外でそそくさと退出しました。
さて、旧岩崎邸から徒歩で5分ほどの湯島天満宮へ移動しました。
こんなに密な絵馬は初めて見ましたが、参拝者がそれだけ多いのでしょう。当日は平日でしたが、近隣の学生なんでしょうか?多数来ておりました。
湯島天満宮の境内はいかにもな神社風ですが、参道の鳥居から外を眺めると都会の雑踏感がすごい…
隣のブロックはホテル街、The煩悩の世界で、都会の寺院らしいと言えばそうなんですが…
さて帰路につきますが、コロナ禍で人出は少ないはずですが、アメ横は人が密な気配がありましたので雑踏を避けつつ上野駅へ戻ります。
作例詳細
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