最近、カメラ・レンズ業界でも毎月固定の利用料で、好きな期間レンタルできる「サブスクリプション」(サブスク)サービスが登場しました。
自由にレンズを交換しながら好きなだけ機材を使い放題できるサービスで、返却期限を気にする必要もありません。
そのサービスを提供する1社であるCAMERA RENT(カメラレント)では、細かく設定された月額料ごとにレンタルできる機材が変わるシステムとなっております。
借りるレンズにより利用料金は変わりますが、レンズを1本レンタルする場合、およそ月3850円~19250円(税込み)で好きなだけ借りることができます。
この記事では、最近注目を集めるレンズのサブスクリプションサービスCAMERA RENTについて、実際に利用した様子や一般のレンタルとの違い、購入価格との違いなど、比較しながら詳しくご紹介します。
サブスク開始までの流れ
なにはともあれ、まずは無料の会員登録を行います。
リンク先の公式ホームページの右上をご覧ください。
続いて、「レンタル商品」をクリックし借りたい商品を選択します。
メーカーやマウント種、焦点距離などで分類すると希望の商品へたどり着くのが簡単になります。
商品を決めて有料会員登録に進みます。
ここで選んだ商品により月額料金が決まりますが、変更しなければ毎月この金額が引き落とされることになります。
ただし月替わりで、月額料金を変更することもできますし、無料会員に戻ることも可能です。（機材の返却などが必要です）
有料会員登録の際には身分証明書が必要になりますので、事前に準備が必要です。
住民票は、コンビニでも取れるようになりましたが、取得にお金がかかるので無料で済む組み合わせがおススメです。
無料の身分証の組み合わせ：『マイナカード＋公共料金請求書』
身分証の登録が終わると「審査」が始まります。
おそらく土日は審査が無いので、申請から承認まで2~3日必要になる場合があると思います。
時間に余裕を持って申し込みしましょう。
ここではまだ費用は支払いません。
無事に審査が終了すると「電話」で本人確認が入ります。
その電話にて支払いに関する簡単な説明もあります。
さて、電話確認の後、支払い画面のアドレスが記載されたメールが届き、手続きが始まります。
支払いの際にCAMERARENTのとても優れた点である「追加の補償サービス」を付けるかどうか選択が可能です。
レンタル料に+350円の補償サービスを付けると万が一の事故などの際にも修理代などがかかりません。
レンタル品を変更する度にこの設定を変更できますから、機材の価格や用途によって切替できるのもポイントが高いですね。
カメラやレンズは常に持ち歩くものですから、ありがたいサービスですね。
実際に借りた様子
15時までに支払いを完了させると、その当日にレンタル機材が発送され、住所にもよりますが翌日には届くそうです。
届いた様子がこちらです。宛名をはがした跡がありますが、真っ白な箱で届きました。
箱を開けると注意書きや返却方法、返却時の宅急便の宛名書きなどが同封されています。
特に箱に痛みなどがなければ、そのまま返却に使うのが良さそうですね。
緩衝材の梱包を解くと、レンズとフードが姿を現しました。プロテクトフィルターが装着されています。
借用品ですからプロテクトフィルターは装着して使うべきでしょう。
プロテクトフィルターを使うと「画質が落ちるかも…」と心配な方はこちらの記事をお読みください。
一般レンタルとの比較
今回、私が借用したレンズはNIKON NIKKOR Z 50mm F1.8Sというレンズです。
カメラレントではシルバーコース月額7150円(税込み)でした。
一般的なレンタルとの価格を比較してみましょう。
2024年現在、大手のカメラ・レンズのレンタル専門店「APEXレンタル」での価格を参考にしますと、以下の価格でした。
NIKON NIKKOR Z 50mm F1.8S APEXレンタルの価格
- 2泊3日 4760円(税込み)
- 3泊4日 5600円(税込み)
※価格は常に変動しますので最新価格をご確認ください
月額のサブスクより価格は安いですが、その分だけ期間は非常に短くなります。
使う期間が限られている商品はレンタルし、長期間使いたい商品は月額のサブスクを利用する、どちらが良いというよりも使い方の問題ですね。
APEXレンタルを実際に使った様子はこちらの記事でもご紹介しています。
関連記事：APEXレンタルで運命の1本に出会う
購入価格との比較
今回、借用したレンズNIKON NIKKOR Z 50mm F1.8Sを購入した場合と比較してみましょう。
カメラレントではシルバーコース月額7150円(税込み)でした。
販売店はたくさんありますが執筆時、AMAZONで購入した場合は84000円(税込み)でした。
※価格は常に変動しますので最新価格をご確認ください
サブスクの月額とは、10倍以上違いますね。
購入の場合とは価値がだいぶ異なりますから比較は難しいものです。
まとめ
さて、レンズのサブスクサービスについて、レンタルや購入と比較してみました。
購入、レンタル、サブスクと、それぞれ一長一短ですから新しい「選択肢ができた」と捉えて賢く使い分けたいものですね。
詳しくはカメラレント公式サイトもご確認ください。
その他のサブスクサービスとの比較記事もあります。
