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【深層解説】新しいレンタル、レンズのサブスク - GOOPASS

たくさんのレンズの中から「運命の1本」を決めることは大変難しいものですが、長期間借用しじっくりと吟味することのできるサービスがあることをご存じでしょうか?

毎月固定額を支払うと好きなレンズを好きな期間レンタルできる「サブスクリプション」サービスが登場し、注目を集めています。

そのサービスを提供する1社であるGOOPASSでは、こまかく設定された月額料金に応じてレンタルできる機材が変わるシステムとなっております。

結論として、一般的なレンズを1本レンタルする場合、月額7500円~21000円の中から選択することになります。

さて、わたくし高山仁は、写真用レンズの分析サイト「レンズレビュー」を運営し、たくさんのレンズの作例製作に勤しむプロ作例写真家でもあります。

この記事では、最近登場し注目を集めるレンズレンタルのサブスクリプションサービスについてご紹介します。

サブスクリプション、通称サブスクとは

はじめに、色々な業界でサブスクリプション(サブスク)と言われるサービスが増えているのをご存じですか?

サブスクとは、固定の月額費用を支払うことで自由にサービスが受けられるものです。

例えば、写真のソフトウェアで有名なAdobeでは汎用現像ソフトLightroomの販売でサブスクを導入しています。

これは月額1078円ほど払うことで、常に最新のソフトが利用できるサービスです。

他にも月額払いで見放題の動画配信サービスU-NEXTなどもサブスクですね。

毎月定額の中で使い放題になるので、たくさん使うほどに得をするサービスと言えます。

余計な物を持たない「ミニマリスト」という暮らし方が流行っていますが、それに通じる物がありますね。

レンズのサブスク、GOOPASS

一般的なカメラやレンズのレンタルサービスは、利用日数に応じた日払いの料金体系となっており、3泊4日~1週間ほどの借用期間を前提にしています。

 一般的なレンズのレンタルサービスについての紹介記事はこちらです。

近年ついにカメラ・レンズ業界にもサブスクリプションサービスGOOPASSが登場しました

毎月固定の月額費用で好きなレンズを好きな期間レンタルすることができます。

カメラ本体・交換レンズ・アクションカム・ドローンなど、約2,500種類以上の商品を準備しており、返却期限というものが存在しません

また、機材の交換回数にも上限がありませんから、好きなだけ交換も可能です。

レンズのサブスク【GOOPASS】公式サイトはこちらです。

注意

以下に示す価格情報、RANK分類等は2023年現在のもので、変動していることもあります。最新情報は公式ページで確認してください。

料金体系

さて、ここからは具体的に月額費用がどのようになっているのか紹介します。

まず、レンズと言っても、製品ごとに販売価格が大きく異なります。

お手軽な単焦点からプロ向けの超望遠レンズまで、実売で2万円ほどから100万円クラスまで多種多様です。

そのため、使いたい機材ごとに月額利用料が、RANK(ランク)0~10に分かれています。

  • RANK0:2970円
  • RANK1:7480円
  • RANK2:11980円
  • RANK3:16380円
  • RANK4:21080円
  • RANK5:27280円
  • RANK6:33880円
  • RANK7:44380円
  • RANK8:54780円
  • RANK9:87780円
  • RANK10:120780円

結論から申しますと、一般的なレンズ1本をレンタルする場合は「RANK1~4」が適切です。

上位RANKに加入していれば下位RANK品はレンタルできますが、逆に上位RANK品をレンタルしたくなったらコース変更が必要になります。

同時に2種の自由にレンタルをしたい場合は、複数のRANKを購入します。

この費用以外に製品の入れ替えをするときに1650円の送料(梱包料)がかかりますが、月に一回は無料チケットが配布されるので、うまくやりくりすれば送料無料で利用することも可能です。

RANKごとに何がレンタルできるのか?

RANKごとにどのようなレンズ借りられるのか、いくつかの例を見てしまうのがわかりやすいかと思います。

ここから具体的な市販価格とともに確認してみましょう。

RANK0

RANK0は月額2970円の最もお手軽なコースですから、フルサイズでも最も安い単焦点レンズや、APS-Cサイズカメラ用のキットズームレンズ、又はマウントアダプターなどのアクセサリなどになります。

NIKON NIKKOR Z 40mm F2.0

ニコンのフルサイズミラーレスカメラのZマウントのレンズです。最新のレンズですがRANK0でレンタルすることが可能です。

以下のリンクより、実売価格は確認してください。

このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。

 関連記事:NIKON NIKKOR Z 40mm F2.0 分析

SONY FE 50mm F1.8

ソニーのフルサイズFEマウントからは、標準大口径単焦点レンズの50mm F1.8(SEL50F18F)をRANK0でレンタルすることができます。

RANK0は最安コースなのであまり選択肢はありません、初めてのシステム利用時にお試しとして選択してみてはいかがでしょうか?

RANK1

RANK1は月額7480円ですがここからだいぶ選択肢が増えます。フルサイズでも少しこだわりの単焦点レンズや、APS-Cサイズ用なら大口径レンズの選択肢もあります。

SIGMA 56mm F1.4 DC DN

シグマのAPS-Cサイズ向けの大口径単焦点レンズです。SONY Eマウント、NIKON Zマウントなど各社の仕様に対応しているのでレンタル時には対応する物を選択しましょう。

56mm F1.4 DC DNは、フルサイズ換算焦点距離が約85mmで、コンパクトながら大口径F1.4のポートレート向けレンズです。

RANK2

RANK2は月額11980円、フルサイズ用の大口径単焦点レンズや、大口径ズームレンズ、便利な高倍ズームなども選択肢に入ってきます。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN

シグマのフルサイズミラーレス用大口径中望遠レンズの85mm F1.4 DG DNは、プロも認める最高品質グレードArtラインの1本です。

このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。

 関連記事:SIGMA 85mm F1.4 DG DN 分析

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

タムロンの広角大口径ズームレンズ17-28mm F2.8は、大口径の割に重量も控えめでスナップから星景撮影などマルチに使えるレンズです。

タムロン(TAMRON)
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RANK3

RANK3は月額16380円、カメラメーカー純正の高倍ズーム、中位機種のカメラ、レンズの2本セットなども選択肢に入ってきます。

NIKON NIKKOR Z 24mm f/1.8 S + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

こちらはなんとニコン最新Zマウントシリーズから大口径レンズを2本セットでまとめてレンタルできます。

Nikon
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このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。

 関連記事:NIKON NIKKOR Z 50mm F1.8 S 分析

SONY FE 135mm F1.8 GM

ソニーのフルサイズミラーレス用のEマウントシリーズのFE 135mm F1.8 GM (SEL135F18GM)は、最高位G Master系の大口径中望遠で最高峰のポートレートレンズです。

このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。

 関連記事:SONY FE 135mm F1.8 GM 分析

RANK4

RANK4は月額21080円、憧れの超大口径レンズ、中位機種のカメラとレンズのセット、純正超望遠ズームレンズなども選択肢に入ってきます。

NIKON NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

ニコンのフルサイズミラーレス用のZマウントシリーズの超大口径標準レンズ50mm F1.2は、超大口径と高解像力を両立した衝撃的なレンズです。

このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。

 関連記事:NIKON NIKKOR Z 50mm F1.2 S 分析

SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS (SEL200600G)

ソニーのフルサイズミラーレス用のEマウントシリーズのFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS (SEL200600G)は、プロクラスの方も愛用する憧れの超望遠ズームですね。

RANK5以上は?

RANK5を越えますと、上位クラスのカメラとレンズのセットや、レンズを数本セットにしたレンタルが主な商品となります。

レンズ単体のレンタルとしてはRANK4以下で、ほとんどの製品をレンタルすることが可能となります。

 ※報道機関が使うような大口径超望遠を除く

カメラBodyは自前で購入し、レンズのみ1本レンタルする場合、RANK1~4の中から選択することになりますね。

  • RANK1:7480円
  • RANK2:11980円
  • RANK3:16380円
  • RANK4:21080円

レンズのサブスク【GOOPASS】公式サイトはこちらです。

サブスクリプションサービスのデメリット・注意事項

レンズの切り替えは計画的に

次に使いたいレンズが在庫切れとなってしまうことがあるので、予約サービスなどを駆使して計画的に使い倒しましょう。

RANKの切り替えは計画的に

上位RANKなら下位の製品がレンタルできますが少し損しているとも言えますので、RANKの定期的な見直しを行いましょう。

まとめ

レンズのサブスクリプションサービスのご紹介をしましたが、メリット・デメリットそれぞれがありますので、一般的なレンタルサービスと合わせて計画的に利用されることをおススメします。

記録メディアは、事故防止のため信頼性の高い物を使いましょう。

その他のレンズ分析記事をお探しの方は、分析リストページをご参照ください。

以下の分析リストでは、記事索引が簡単です。

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