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【光学エンジニアの解説】シグマ高倍率超望遠ズーム SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM -分析123

シグマ フルサイズ用の高倍率超望遠ズーム SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMの性能分析・レビュー記事です。

さて、写真やカメラが趣味の方でも、レンズの仕組みや性能の違いがよくわからないと感じませんか?

当ブログでは、光学エンジニアでいわゆるレンズのプロである私(高山仁)が、レンズの時代背景や特許情報から設計値を推定し、知られざる真の光学性能をやさしく紹介します。

当記事をお読みいただくと、あなたの人生におけるパートナーとなるような、究極の1本が見つかるかもしれません。

作例写真は準備中です。

レンズの概要

近年のSIGMAは、Artラインに代表される大口径単焦点レンズのイメージが定着しておりますが、昔から超望遠レンズに力を入れているメーカーでもあります。

例えば、300mm F2.8や800mm F5.6などのカメラメーカー独壇場である超望遠レンズの市場にもかつては製品を発売していました。

近年SIGMAの超望遠レンズは単焦点からズームレンズへ主力製品をシフトしており、ヒコーキや鳥、鉄道、モータースポーツ写真などの分野で人気を博しています。

今回分析するSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMは、高変倍率10倍を達成しながら、焦点距離600mmに至る超望遠と脅威の高仕様レンズです。

一般に焦点距離400mmを越える仕様を「超望遠」と称し、そしてズーム倍率が5倍を超えると「高倍率」と分類するので、このレンズはまさしく高倍率超望遠ズームレンズと呼ぶにふさわしい仕様ですね。

続いて、SIGMA高倍率超望遠ズームレンズの系譜を確認してみましょう。

なお、今回は別系統といたしましたが、150-600mm F5-6.3 のラインもあり、SIGMAの焦点距離600mmに対する熱い執念を感じます。

前回の記事では、2010年に発売された二代目の高倍超望遠APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMの分析を行いました。

APO(Apochromat:アポクロマート)の名にふさわしい軸上色収差の補正具合に息を飲みました。

今回の記事では、望遠端の焦点距離が600mmとさらに100mmも長焦点化し、一段の進歩を遂げた2018年に発売の60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sportsを分析します。

なお、SIGMAは2013年よりArt (高性能)、Contemporary (バランス型)、Sports (高機動)の名称でレンズを分類しており、当レンズは「Sports」に位置付けされています。

文献調査

見た目に特徴的なレンズですから調査しますと簡単にわかります。特開2020-020948の実施例1を製品化したと仮定し、設計データを以下に再現してみます。

!注意事項!

以下の設計値などと称する値は適当な特許文献などからカンで選び再現した物で、実際の製品と一致するものではありません。当然、データ類は保証されるものでもなく、本データを使って発生したあらゆる事故や損害に対して私は責任を負いません。

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設計値の推測と分析

性能評価の内容などについて簡単にまとめた記事は以下のリンク先を参照ください。

 関連記事:光学性能評価光路図を図解

光路図

上図がSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMの光路図になります。

その他のレンズ分析記事をお探しの方は、分析リストページをご参照ください。

以下の分析リストでは、記事索引が簡単です。

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  • この記事を書いた人

高山仁

光学設計一筋40年を超えるの世界屈指のプロ光学設計者。 さてその実態は零細光学設計事務所を運営するやんごとなき窓際の翁にしてレンズレビュー・コンソーシアム会長。 当ブログへのリンクや引用はご自由にどうぞ。 更新情報はXへ投稿しております。

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