「たくさんレンズがありすぎて選べない」そんな、あなたへ。
毎月、決まった利用料で、好きなだけレンズを使える、お得なサービスを教えます。
あなたにぴったりな、最高のレンズが見つかることでしょう。
さて、わたくし高山仁は、長年レンズを設計している「レンズのプロ」で、写真用レンズの分析サイト「レンズレビュー」を運営しています。
世の中にたくさんのレンズの中からあなたに最適な「運命の1本」を決めることはとても難しいものです。
ところが最近、カメラ・レンズ業界でも毎月固定の利用料で、好きな期間レンタルできる「サブスクリプション」サービスが登場しました。
自由にレンズを交換しながら好きなだけ機材を使い放題できるサービスで、返却期限を気にする必要もありません。
そのサービスを提供する1社であるCAMERA RENT(カメラレント)では、細かく設定された月額料ごとにレンタルできる機材が変わるシステムとなっております。
結論として、レンズを1本レンタルする場合、およそ月3850円~19250円(税込み)で好きなだけ借りることができます。
この記事では、最近登場し注目を集めるレンズレンタルのサブスクリプションサービスやCAMERA RENTについて、くわしくご紹介します。
サブスクリプション、通称サブスクとは
はじめに、色々な業界でサブスクリプション(サブスク)と言われるサービスが増えているのをご存じですか?
サブスクとは、固定の月額費用を支払うことで自由にサービスが受けられるものです。
たとえば昔、映画を自宅で見るときにはレンタルDVDショップへ借りに行きましたよね。
最近は、月額払いで見放題の動画配信サービスU-NEXTなどが主流になりました。
簡単に言えば、そんな使い放題サービスをサブスクと呼んでいます。
なお、一般的なカメラやレンズのレンタルサービスは、利用日数に応じた日払いの料金体系となっており、3泊4日~1週間ほどの借用期間を前提にしています。
参考記事:一般的なレンズのレンタルサービスについての紹介記事
レンズのサブスクCAMERA RENT
近年ついにカメラ・レンズ業界にもサブスクリプションサービス【CAMERA RENT】が登場しました。
毎月固定の月額費用で好きなレンズを好きな期間レンタルすることができます。
カメラ本体・交換レンズ・アクションカム・ドローンなど、約1400種類以上の商品を準備しており、返却期限というものが存在しません。
月に一度、機材を交換することが可能です。
月額料金を支払っている限り返却する必要はありません。気が済むまでずっと利用可能です。
カメラ・レンズの月額制サブスクサービス【CAMERA RENT】公式ページはこちら料金体系
さて、ここからは具体的に月額費用がどのようになっているのか紹介します。
まず、レンズと言っても、製品ごとに販売価格が大きく異なります。
お手軽な単焦点からプロ向けの超望遠レンズまで、実売で2万円ほどから100万円クラスまで多種多様です。
そのため、使いたい機材ごとに月額利用料が、プランごとに5段階に分かれています。
<月額料金はこちら>
- ブロンズ 3,500円(税込3,850円)
- シルバー 6,500円(税込7,150円)
- ゴールド 9,500円(税込10,450円)
- プラチナ 12,500円(税込13,750円)
- ダイヤモンド 17,500円(税込19,250円)
- ハイエンド 24,500円(税込26,950円)
CAMERA RENTは、レンタルする機材に合わせて月額料金を支払うシステムで、その間は返却する必要はありません。
また、1ヶ月ごとにレンタル品を変更できます。
レンタルするレンズに合わせてプランを切り替えることで常に最適な料金で利用できます。
さらに、たとえば同時に2本のレンズをレンタルしたい場合は、複数のプランを購入することで対応可能になります。
プランごとに何がレンタルできるのか?
プランごとにどのようなレンズ借りられるのか、いくつかの例を見てしまうのがわかりやすいかと思います。
CAMERA RENTではカメラ本体やビデオカメラ、三脚やストロボもレンタルできますが「レンズ1本を借りる場合」を想定し、市販価格や当ブログでの性能分析記事と供に紹介します。
ブロンズプラン
ブロンズは月額3850円の最もお手軽なコースですが、フルサイズなら最安クラスの単焦点レンズやキットズームレンズ、あるはAPS-C用のレンズなら少し上位の大口径単焦点レンズが選択できます。
FujiFilm XF 35mm F1.4
まずは、富士フィルムのミラーレスカメラ用のXFレンズから標準画角の大口径単焦点レンズです。
キットズームの次に初めて交換レンズを手に入れたときにおススメしたいレンズですね。
以下のリンクより、実売価格は確認してください。
このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。
関連記事:FujiFilm XF 35mm F1.4の性能分析
NIKON AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
ニコンのフルサイズ一眼用のFマウントからは、標準大口径単焦点レンズの50mm F1.8Gをブロンズでレンタルすることができます。
ブロンズは最安コースなので選択肢は少ないかもしれませんが、初めてのシステム利用時にお試しとして選択してみてはいかがでしょうか?
関連記事:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの性能分析
シルバープラン
シルバーは月額7,150円ですが、ここからだいぶ選択肢が増えます。フルサイズでも少しこだわりの単焦点レンズや、望遠ズーム、大口径ズームも登場します。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]
シグマのフルサイズ用の最高位グレードArtラインの大口径標準ズームですが、なんとお手軽なシルバープランでレンタルできます。
シグマやタムロンなどの交換レンズメーカーの製品をレンタルする場合は、ご自身のカメラに合うマウントタイプを選択するようにお気を付けてください。
関連記事:24-70mm F2.8 DG DNの分析の性能分析
NIKON NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
衝撃的に高性能に設計されたニコンの標準レンズ。ぜひ使ってみていただきたい逸品です。
関連記事:NIKON NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの性能分析
ゴールドプラン
ゴールドは月額9,500円、フルサイズ用のメーカー純正大口径単焦点レンズや大口径望遠ズームなども選択肢に入ってきます。
SONY FE 85mm F1.4 GM
ソニーの純正レンズの中でも最高位グレードには「G Master」の名称が付けらていますが、ポートレートに必携の1本がレンタルできます。
このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD
タムロンの大口径望遠ズームレンズ70-180mm F2.8は、大口径の割に重量も控えめでポートレートからスポーツ撮影までこなす、売り上げランキングでも上位の人気のレンズですね。
プラチナプラン
プラチナは月額13750円、ここからはレンズの種類は少なくなり、超大口径レンズや超望遠ズームなどに限られてきます。
最新のフルサイズミラーレス機材のレンタルも可能なプランとなっています。
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
標準域の60mmから超望遠600mmまでをカバーする驚異の10倍ズームです。これだけでなんでも撮れそうですね。
このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。
関連記事:SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMの性能分析
SONY FE 135mm F1.8 GM
ソニーのフルサイズミラーレス用のEマウントシリーズのFE 135mm F1.8 GMは、最高位G Master系の大口径中望遠で最高峰のポートレートレンズです。
このレンズの性能分析記事はこちらをご参照ください。
ダイヤモンドプラン
ダイヤモンドは月額19250円、純正超望遠ズームレンズや大口径ズーム、最新レンズなども選択肢に入ってきます。
LEICA SUMMICRON-M 50mm F/2
少し変わり種になりますが、憧れのLEICAのレンズなどもあったりします。
SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
ソニーのフルサイズミラーレス用のEマウントシリーズのFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSは、プロクラスの方も愛用する憧れの超望遠ズームですね。
ハイエンドプラン
最も利用料の高いハイエンドは月額26,950円で、最新のミラーレス一眼など本体などを借りるためのプラントなってきますので、レンズ単体のレンタルとしてダイヤモンドプラン以下で、ほとんどの製品をレンタルすることが可能となります。
カメラ本体は自前で購入し、レンズのみ1本レンタルする場合、ブロンズからダイヤモンドプランの中から選択することになりますね。
- ブロンズ 月額3,500円(税込3,850円)
- シルバー 月額6,500円(税込7,150円)
- ゴールド 月額9,500円(税込10,450円)
- プラチナ 月額12,500円(税込13,750円)
- ダイヤモンド 月額17,500円(税込19,250円)
ご興味のある方は、ぜひ下の公式HPへのリンクからレンタル品リストなど詳細をご確認ください。
カメラ・レンズの月額制サブスクサービス【CAMERA RENT】公式ページはこちらサブスクリプションサービスのデメリット・注意事項
レンズの切り替えは計画的に
次に使いたいレンズが在庫切れとなってしまうことがあるので、予約サービスなどを駆使して計画的に使い倒しましょう。
レンズの切り替えは計画的に
機材の交換は月に1回となりますので、毎月忘れずに返却や次のレンタル手配を行いましょう。
まとめ
レンズのサブスクリプションサービスのご紹介をしましたが、メリット・デメリットそれぞれがありますので、一般的なレンタルサービスと合わせて計画的に利用されることをおススメします。
今回は「レンズ1本を借りる」視点でご紹介しましたが、もちろんカメラ本体を借りたり、レンズとセットで借りることも可能です。
詳しくは公式ページでご確認ください。それでは、あなたが運命の1本に出会えますことをお祈り申し上げます。
LENS Review 高山仁
カメラ・レンズの月額制サブスクサービス【CAMERA RENT】公式ページはこちら