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年報2021 レンズ分析記事ランキング

もうすぐ2021年も大晦日、おかげ様を持ちまして、当ブログは実質的に2周年を迎えました。

当ブログは、2020年の初めから試験的にスタートし、2020年の6月より本ドメインへ移行しておりますので、試験期間が半年と本稼働が1年半の通算2年で現在に至っております。

昨年末も記事ランキングとの形式で、アクセス数の多かった記事をご紹介しました。

 関連記事:年報2020記事ランキング

同様に、今年(2021年)もアクセスランキングをまとめたいと思います。

なお、昨年のランキングは実質半年分だったので、今年のランキングは昨年(2020年)との通算にしました。

また、ランキング対象の記事は単体のレンズ分析記事のみです。雑記や比較分析記事は含みません。

2021年のブログ運営トピックス

2021年も昨年に引き続き、コロナウィルスの影響で作例製作に動き回るのは難しい状況でした。

私自身は夏にはワクチンを打ちましたが、年末の現時点でもまだあまり大手を振って遠出できるほど世間の雰囲気は良くなったとは思えませんし、オミクロンなる新型の問題で海外ではまだ大変な様子。

今年、新規製作した記事の中から思い出深い記事について少し振り返ってみます。

富士フィルム 写ルンです

コロナ禍においても安全な記事作りのため、室内での調査や分解検証を主体とした「富士フィルム 写ルンです」の分析などにも取り組みました。

この記事では人生初のYouTubeによる動画配信にも挑戦しまして、私自身も大変に良い勉強になりました。

 関連記事: 写ルンです歴史編 , 構造編 , 光学編 , 実写編

今の私なら「将来の夢はYouTuberです」と、力強く言えるでしょう。

RICHO GR GR3x

ふとした懐かしさもあり、たまたまRICHO GRの光学系の歴史を分析する記事を製作しました。

驚くのはその数週後、なんとGR3xなる新型機が登場し、続けて新型を即分析できる幸運にも恵まれました。

 関連記事:RICHO GR 構造編 , 性能編

 関連記事:RICHO GR3x

APPLE iPhone

さらにはスマートフォンへ分析の手を広げ、iPhoneの光学系の分析も行いました。

残念ながら、世間の反応は微妙だったような…

皆さん、スマホのカメラやレンズにはあまり興味が無いんですかね?

 関連記事:APPLE iPhone

手前味噌で恐縮ですが普通に考えて、こんな記事は無料では読めないと思うのですが…今後の課題ですね。

図・グラフの高精細化

記事内容以外にも分析グラフ等の画質問題の改善に取り組み、高品質仕上げが可能となる専用プログラムを開発することでファイルサイズを抑えつつ高画質化を達成しました。

拡大表示時の線の美しさに加えて、破線部の潰れがなくなりました。

以下の2021年6月の記事から高画質化を図っています。

 関連記事:SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN

レンズ収差の解説

その他、分析記事の補助としてレンズの収差に関するやさしい解説記事を製作しました。

 関連記事:球面収差軸上色収差像面湾曲歪曲収差倍率色収差

残る解説記事についても来年中には製作したいところです。

それでは本題となりますランキングを第5位から発表します。

2021分析記事アクセスランキング

第5位 NIKON NIKKOR Z 58mm f/0.95 S

第5位は「受注生産」でおなじみのNIKONの超絶単焦点レンズが登場です。

いったい、これまでに何本生産されたのでしょうかね?私の人生においては未だに1本にも遭遇しておりません。

記事の公開日は2020年7月25日、コロナ警戒自粛期間中の私的な勉強としてNIKON50mmを総力分析した中の1本になります。

 分析記事はこちら:NIKON NIKKOR Z 58mm f/0.95 S

第4位 NIKON AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

第4位には「3次元的にハイファイ」なNIKONの不思議レンズが登場です。

記事の公開日は2020年7月21日、個人的に大好きなレンズですからランクインは大変喜ばしく思います。

NIKONの語る3次元的にハイファイとは何なのか、わずかかもしれませんがお伝えできたのではないでしょうか?

 分析記事はこちら:NIKON AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

第3位 smc PENTAX-FA★85mmF1.4ED[IF] & HD PENTAX-D FA★85mmF1.4

第3位にはPENTAXの「歴史的傑作」と「最新作」の登場です。

記事の公開日は2020年8月5日と2020年11月3日、この記事は略同数で第3位で足すと第2位なのですが、実質的に同一記事とも言えますからまとめて3位としました。

2021年「一眼レフ宣言」を発したPENTAXにはこれからもまだまだ頑張っていただきたい所存です。

 分析記事はこちら:smc PENTAX-FA★85mmF1.4ED[IF]
 分析記事はこちら:HD PENTAX-D FA★85mmF1.4

なお、この2本のレンズを比較した分析記事も製作しています。

 関連記事:新旧比較 PENTAX 85mm F1.4

第2位 HD PENTAX-D FA★85mmF1.4

第2位には昨年ランキングの1位だったPENTAXの「名刀」ともいえる1本の登場です。

このレンズは新しい製品でもありませんし、世間の注目度やプレミア度合いが特別に高いわけでもないのですが、信じ難いアクセス数で「本当に人に愛されているのだなぁ」と、しみじみと感じてしまう次第です。

 分析記事はこちら:smc PENTAX FA31mm F1.8 AL Limited

第1位 NIKON NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

第1位はZレンズシリーズの「新世紀的標準レンズ」となりました。

記事の公開日は2020年7月24日で公開時期が早かったこともありますが、検索でのヒット数も高いうえ、SNSで記事を取り上げていただいた方もいたりと、複合的な要因で1位になったようです。

第2位とはアクセス数では倍ほどの差があります。

少々元気の無かったNIKON Zシリーズですが、2021年末に発売のカメラNIKON Z9は世間の注目を集め時代を転換する1台となりそうな予感も感じます。

このZ9の恩恵に受けたのではないでしょうか?

明るいとは言いづらいカメラ業界ですが、次世代的な新レンズが第1位になるランキング結果で、新年に向けてめでたい雰囲気の締めくくりとなり本当にありがたい結果となりました。

 分析記事はこちら:NIKON NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

また、このレンズの凄みをより明確にするために比較記事も製作しました。

 関連記事:新旧比較 NIKON Ai AF NIKKOR 50mm F1.8D と Z 50mm F1.8S

ご挨拶

2021年中はご愛顧いただき本当にありがとうございました。

2022年もいつものペースでゆっくりと進めたい所存です。

今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 LENS Review 管理人:高山仁

その他のレンズ分析記事をお探しの方は、分析リストページをご参照ください。

以下の分析リストでは、記事索引が簡単です。

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  • この記事を書いた人

高山仁

いにしえより光学設計に従事してきた世界屈指のプロレンズ設計者。 実態は、零細光学設計事務所を運営するやんごとなき窓際の翁で、孫ムスメのあはれなる下僕。 当ブログへのリンクや引用はご自由にどうぞ。 更新情報はXへ投稿しております。

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