PR レンズ分析

【光学エンジニアの解説】ニコン大口径広角レンズ NIKON AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED-分析049

ニコン ニッコール 35mm F1.8Gの性能分析・レビュー記事です。

さて、写真やカメラが趣味の方でも、レンズの仕組みや性能の違いがよくわからないと感じませんか?

当ブログでは、光学エンジニアでいわゆるレンズのプロである私(高山仁)が、レンズの時代背景や特許情報から設計値を推定し、知られざる真の光学性能をやさしく紹介します。

当記事をお読みいただくと、あなたの人生におけるパートナーとなるような、究極の1本が見つかるかもしれません。

作例写真は準備中です。

レンズの概要

NIKKOR 35mm F1.8Gは、NIKONフルサイズデジタル一眼用に開発された比較的安価な大口径広角レンズです。

最初に焦点距離35mmレンズについて振り返ってみますと、まずNIKONのFマウントカメラの誕生初期から複数のFnoの異なる35mmレンズが開発されておりました。

過去に発売されたNIKONの35mmレンズのFnoはF2.8、F2.0、F1.4のいずれかの仕様であり、本項で取り上げるF1.8GはNIKON 35mmレンズでは初のFno1.8仕様だったようです。

また、執筆時点(2021)で現行販売されているNIKKORレンズは以下となります。

  • AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
  • AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
  • NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

つい最近までAi AF NIKKOR 35mm f/2Dも販売されておりましたので、50mmレンズに次ぐ選択肢の多いレンズと言えるでしょう。

私的回顧録

思い返せば、私の初めての交換レンズは、焦点距離50mmでFnoはF1.4でした。

世間で標準レンズ50mm派と35mm派が激しい争いを続けるなか、私は「50mmこそ標準の王道」と思っていたのですが、ある日ふと我が家の防湿庫を見てみますと、35mmがあるはあるわ…数えたくないほど出てきます。

どこから湧いて出るものか、不思議と35mmが増殖してしまうのです。

この理由を考えてみますと、昔の一眼レフ用の50mmレンズは、いわゆるガウスタイプのレンズしか選択肢がありませんでしたから、私レベルになりますと購入せずとも描写性能はおおよそ予想が付くものです。

なお、ガウスタイプについては過去にまとめた記事を参考にしてください。

 関連記事:ダブルガウスレンズ黎明期編

一方で35mmレンズは様々なタイプが存在しますから、描写性能も千差万別。

昔からサイズの方もコンパクトなF2.8から巨砲的F1.4まで各種存在します。そのため、ついつい購入してしまったのでしょう。

しかし、最近では焦点距離50mmレンズの高性能化が著しく、それに伴い50mmが増殖している気がしますが…まぁ深くは考えたくないものです。

文献調査

さて若干調査に難航しましたが、特開2015-118186が関連する特許文献であることは間違い無いでしょう。実施例1を製品化したと仮定し、設計データを以下に再現してみます。

 関連記事:特許の原文を参照する方法

!注意事項!

以下の設計値などと称する値は適当な特許文献などからカンで選び再現した物で、実際の製品と一致するものではありません。当然、データ類は保証されるものでもなく、本データを使って発生したあらゆる事故や損害に対して私は責任を負いません。

レンズレビュー公認レンズクリーナー:公認の秘密はこちら

設計値の推測と分析

性能評価の内容などについて簡単にまとめた記事は以下のリンク先を参照ください。

 関連記事:光学性能評価光路図を図解

光路図

上図がNIKON 35mm F1.8Gの光路図になります。

その他のレンズ分析記事をお探しの方は、分析リストページをご参照ください。

以下の分析リストでは、記事索引が簡単です。

もしよろしければ下のボタンよりSNS等で共有をお願いします。

  • この記事を書いた人

高山仁

光学設計一筋40年を超えるの世界屈指のプロ光学設計者。 さてその実態は零細光学設計事務所を運営するやんごとなき窓際の翁にしてレンズレビュー・コンソーシアム会長。 当ブログへのリンクや引用はご自由にどうぞ。 更新情報はXへ投稿しております。

-レンズ分析
-, , ,